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皮膚腫瘍とは

皮膚にできる腫瘍で良性と悪性があります。
良性腫瘍の代表的なものには色素性母斑(ホクロ)、粉瘤(アテローム)、脂肪腫、稗粒腫、汗管腫などがあります。
主に局所麻酔による日帰り手術治療を行います。
悪性腫瘍には有棘細胞癌、基底細胞癌、扁平上皮癌、悪性黒色腫などがあり、それらが確定した場合は大学病院や総合病院に紹介します。


皮膚腫瘍の種類

色素性母斑(しきそせいぼはん)

色素性母斑

いわゆるホクロで黒いメラニン色素を持った良性腫瘍です。体のどこにでもできます。顔のホクロはほとんどレーザーで取れますが、5mm以上の大きなものや体のものは局所麻酔で切除します。


粉瘤(アテローム)

皮膚の上皮組織が袋を作り、中に皮脂など老廃物がたまったものです。体のどの部位にもできて、ゆっくりと大きくなる傾向があります。

炎症を起こしていない場合:粉瘤全体を局所麻酔で摘出します。

炎症を起こしている場合:抗生物質で治療した後に摘出します。

腫れが強い場合:局所麻酔で皮膚を切開して一旦膿を出す治療を行なって炎症が治まった後に改めて摘出手術を行います。


脂肪腫

皮下にできる脂肪組織で柔らかく両面は滑らかなふくらみのある腫瘍です。体のどこにでもでき背中の脂肪腫はかなり大きくなることもあります。
ほとんどは局所麻酔での日帰り手術が可能です。5cm以上のものは入院施設のある病院を紹介します。

イボ(ユウゼイ)

いぼは、いぼウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)によって起こるウイルス性いぼと、 皮膚の老化によって生じる老人性いぼがあります。多くの場合、レーザーで治療が可能です。 

稗粒腫・汗管腫

目の周りにできるブツブツは稗粒腫や汗管腫の場合が多く、レーザーで治療できます。通常は1回で、多発している場合は数回の治療でを行いますが再発しやすい疾患です。
治療後は、軟膏処置のみで1週間ほどで乾きます。しばらく赤みが出ますが1ヶ月程度で治まります。

黄色腫

まぶたにできる黄色のふくらみです。小さいものはレーザーで治療できますが、大きなものは手術で切除します。
レーザー施術後は、軟膏処置のみで2~3週間ほどで乾きます。しばらく凹みと赤みが続きますが3~6ヶ月程度で治まります。
再発しやすい疾患です。

黄色腫

悪性腫瘍

有棘細胞癌 基底細胞癌 扁平上皮癌 悪性黒色腫などがあります。
一般的に腫瘍の表面が汚い感じで、短時間で大きくなるのが特徴です。悪性が疑われる場合は一部を取って病理検査に提出します。悪性腫瘍が確定した場合は適切な病院に紹介します。

基底細胞癌

基底細胞癌

悪性黒色腫

悪性黒色腫


治療の流れ

診察(予約不要)

  • 診察は予約不要ですので診察時間内に受付を行ってください
  • ダーモスコピーで診断を行い治療の説明をします
  • 手術希望の場合は採血を行います(予約をして帰宅)
  • レーザー治療は診察後すぐ治療できる場合もあります

治療方法

治療当日

  • 手術10分前に来院
  • 局所麻酔をして手術(手術時間は1時間程度でガーゼをして帰宅)
  • 手術で摘出した腫瘍は全て病理検査に提出

通院術後抜糸を含めて2~3回
抜糸7日後 (レーザー治療は抜糸の必要はありません)
入浴 手術   シャワー 3日目から可能。入浴は抜糸後から可能
レーザー シャワー、入浴は当日から可能
治療費手術   保険適用
レーザー 一部保険適用


治療方法

手術(保険適用)

*皮膚切開は皮膚のしわに沿ったデザインで行います。摘出した組織は病理検査に提出します。皮膚縫合は埋没縫合(真皮縫合)という中縫いを行った上で皮膚表面を細い糸でできるだけ細かく縫合しますので、よりきれいな手術跡になります。

治療

*皮膚を縫った糸の抜糸は術後5~7日目の早い時期に行い、縫った糸の跡を残さないようにします
*抜糸後約3ヶ月テープを直接傷跡に針傷跡が目立たないようにします


レーザー(保険適用外)

皮膚の浅い層にある皮膚腫瘍はレーザーで削る治療が可能です。


症例写真(手術)

血管腫

血管腫

色素性母斑

粉瘤(アテローム)

色素性母斑