陥没乳頭  (乳頭の凹み)

陥没乳頭のイメージ写真

乳頭が皮膚の中に入り込んだ状態です。原因は乳腺から乳頭に伸びる乳管(ミルクが通る管)が通常よりも短いことです。

陥没乳頭の問題点
機能面
赤ちゃんが吸いにくくなり、本来の授乳機能がうまく働かない可能性がある
健康面
陥没した皮膚に汚れがたまり雑菌が繁殖しやすので、乳管から乳腺に逆行性に菌が侵入し乳腺炎になるリスクが高くなる
美容面
見た目が気になる

①、②の理由から、陥没乳頭の治療は保険適用となります

  • 保険適用(将来、授乳する可能性がある年齢の場合)

当院の特徴

  • 日帰り手術
  • 傷跡が残らない治療(乳頭と乳輪の間に2~4mm程度の切開を数か所行うのみで術後はほとんど傷跡が残りません)
  • 乳管を温存する方法なので将来授乳ができる
  • 術後はしっかりフォローアップ

治療方法

治療方法のイメージ

乳頭を引き上げ、陥没の原因となっている乳管、組織を調節し糸で固定する手術を行います(ナグモ式埋没法)。この時、乳管を切断しないよう、また赤ちゃんが吸った時の射乳機能を温存するよう注意しながら行います(片側15分~20分程度)。
再発を繰り返す場合は切開法を提案する場合があります(乳管は温存されます)。
小切開部位、糸の固定法は症例により異なります(図の通りとは限りません)。
傷あとは乳首の中に埋没し、目立たなくなります。

考えられるリスク

痛み、出血、血腫、しびれ、感染、再発(繰り返す場合は術式を変更する場合があります)

陥没乳頭の治療の流れ

診察(予約不要)

  • 診察では問診後、陥没乳頭の程度を把握します。超音波検査を行うこともあります。手術希望の場合は採血を行い予約をとります。

治療当日

局所麻酔後、陥没乳頭の形成手術
手術時間は両側で40分程度。術後はガーゼをあてて帰宅していただきます

通院術後2~3回
抜糸通常不要
入浴シャワー翌日から可能。入浴は1週間後から。
治療費保険適用(将来、授乳する可能性がある年齢の場合)
片側25000円程度(3割負担の方)

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